2024年6月

豆蔵デジタルホールディングス

アル

(最終評価日:2024年6月25日)

2024年6月 東証グロース市場 IPO

会社URL:https://www.mamezo-dhd.com/

とりあえず総評

成長力 A : 再定義された事業ビジョンは秀逸!

納得点数懸念点数成長可能性
総合評価
+7点▲1点6点 
(ランクA)
※足元株価は考慮せず、総合評価はA~Eだよ!
  • 上場企業がMBOで上場廃止し、事業を再編し戦略再構築して再上場。当社いわく、総合ITソリューション企業からデジタルシフトサービスカンパニーに変身したようだ。
  • もともと東証1部にいたこともあり、事業基盤や組織は出来上がった優良企業だね。
サピくん
サピくん
  • 顧客の大半が東証プライム上場企業で、顧客の高度なデジタルシフトを支援するという当社事業戦略は考え抜かれている。AIほかIT技術レベル、直接営業体制、人材育成や社内体制にも文句なし。アルが取り扱うIPO出たての企業とは一線を画している。初めてIPO成長性評価Aランクをつけたよ。
  • MBOを主導した投資会社ファンドの出口のために再上場した色合いが強い。ただ、アルから見ると、なんでこんなに時価総額が低いのか不思議だな。
アル
アル

アルが評価する成長可能性

アルの視点からはどんな会社なの?

成長性を評価してみた

成長性への納得(プラス点数)

1 SIer/DXコンサルを超越するデジタルシフト・サービスカンパニー」という事業レベル

  評価+5点

  • 「顧客の高度なデジタルシフトを支援する」という当社のビジョンは考え抜かれており、AIほかIT技術レベルと実績、営業体制などから判断すると、今後も相当な成長が見込まれる。
  • 事業内容成長性において、アルが取り扱うIPOしたての企業とは一線を画している。(このサイトは時価総額を語る場所ではないけれど、)MBO時点の時価総額は344億円という日経新聞記事が正しいなら、このレベルの事業内容で再上場して、こんなに時価総額が低いのは不可解である。アルはあんまりIPO投資しないが、この銘柄は買いだと思われる!!

2 もともと東証1部上場企業だったので、組織人材顧客など成長基盤が揃う

  評価+2点

  • 当社は東証1部上場企業であったが、2020年に投資会社インテグラル(2023年9月IPO)主導のMBOで上場廃止した。前は組込系SIや業務系SIのグループ10社だったけど、グループ再編を行い、AIを表面に出して、「総合ITソリューション企業から顧客のデジタルシフトを支援する企業」に自社を再定義した。
  • 当社顧客の大半は東証プライム企業で、当社事業は顧客の需要が高い。当社には、受注を支える人材と組織の厚みもある。

成長性への懸念(マイナス点数)

1 ファンド傘下から独り立ちできるか

  評価▲1点

  • 現在の当社株式の大半を保有するインテグラル子会社で、その経営はもちろんインテグラルのファンドである。IPOした当社の役員にもインテグラル社員が入り、当社の経営の一部を担っている。
  • ファンドはIPO直前に余剰現預金23億円を配当金で抜いて、MBO借入金の一部を返済したようだけど、足元時価総額では満足な投資回収レベルに至らないと思われる。
  • 当社創業者の荻原氏は大株主代表取締役として残っているけど、ファンド傘下企業というところには不安が残る。
どんな会社だと公表されているの?

会社の概況

【有価証券届出書による事業内容】

当社グループは、情報サービス関連事業を主たる業務としております。情報サービス関連事業は、クラウドコンサルティング、AIコンサルティング、AIロボティクス・エンジニアリング及びモビリティ・オートメーションの4つのサービスに大別されます。ソフトウェア工学、データサイエンス・AI技術及びロボット工学を基盤として、情報化戦略の策定支援、情報化業務の改革支援、システムの受託開発といった業務をはじめ、情報化業務に従事する技術者への教育研修を行う業務、さらには、産業用ロボットの開発支援を主たる業務としております。

【財務内容】 単位:百万円

決算期2022/32023/32024/3
売上高8,1758,8599,586
経常利益6741,5891,820
純資産2,4033,3902,262
総資産3,4234,6143,543
従業員数764776787
ABOUT ME
アル
アル
新規事業の構想が大好きです
IPOで株式市場に登場する企業から学びを得ています

職歴:ベンチャーキャピタル、リース会社企画部門、銀行法人融資
資格:応用情報技術者、中小企業診断士、FP1級ほか
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